JC記者発表会が開催 アラフィリップ、チッコーネ、フルーム、新城ら豪華スター選手たちの参戦発表

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ジャパンカップ2023記者発表会が宇都宮市のライトキューブ宇都宮にて開催され、今年の参戦チーム&選手の豪華な布陣が発表されました。初出場となるジュリアン・アラフィリップやジュリオ・チッコーネ、クリス・フルームら世界のスター選手が10月の宇都宮に集結します。

本日の登壇者の皆さんがミヤリーとともに記念撮影 photo: Yuichiro Hosoda

10月13日〜15日の日程で開催されるジャパンカップサイクルロードレース。9月13日(水)、記者発表会において海外チームの出場選手や参戦する国内チームなどを公開しました。

ジャパンカップの今年の日程は10月13日(金)夜に宇都宮市街オリオンスクエアでのチームプレゼンテーション、14日(土)が森林公園特設コースでのアマチュアレースと宇都宮市街でのクリテリウム、15日(日)が森林公園特設コースでのジャパンカップサイクルロードレース。今年も世界のトッププロが集い、宇都宮が熱く盛り上がります。

JCLチーム右京のチームカーやマヴィックカーが海外チームのジャージやロードバイクとともに展示 photo: Yuichiro Hosoda
記者発表会の会場には、海外出場チームのジャージとロードバイクが展示された photo: Yuichiro Hosoda
第30回記念ロゴの入ったTシャツ photo: Yuichiro Hosoda
かわいいクマちゃんのキーチェーンが今年も photo: Yuichiro Hosoda
第30回記念ロゴが入ったエコバッグ photo: Yuichiro Hosoda
MCアリーさんから先日のツール・ド・北海道で亡くなられた五十嵐洸太選手への弔事が述べられた photo: Yuichiro Hosoda

発表会の会場となったのはJR宇都宮駅に直結するライトキューブ宇都宮・大ホール。栗村修氏(ツアー・オブ・ジャパン組織委員会 委員長)を解説ゲストに迎え、海外、国内の出場チームの発表と現時点で判明している出場選手、30回記念大会ならではの企画や見どころの数々を発表しました。

ミヤリーと並んで挨拶を行う佐藤栄一宇都宮市長 photo: Yuichiro Hosoda
日本自転車競技連盟顧問の大島研一さんからはジャパンカップの成り立ちなどが語られた photo: Yuichiro Hosoda

MCアリーさんの司会によって発表会は進行。まずは冒頭で先日のツール・ド・北海道での不慮の事故について触れられ、大会として安全を重視したもにのするという決意が表明されました。

大会実行委員会会長でもある佐藤栄一宇都宮市長が登壇し、宇都宮東口側に開通した話題のライトレールや会場となったライトキューブの施設紹介など、発展を続ける宇都宮市での30回記念大会としてのジャパンカップ開催を誇らしく宣言。

続いて第1回大会から開催に尽力してきた大島研一氏(日本自転車競技連盟顧問)よりの挨拶では、1990年に宇都宮で開催された世界選手権ロードレース、そしてその開催に至った歴史的経緯などが振り返られ、改めて宇都宮で開催される世界レベルの大会であるジャパンカップ開催の意義が語られました。

宇都宮ブリッツェンとともに、本日の登壇者の皆さんがフォトセッション photo: Yuichiro Hosoda

出場チームの紹介の口火を切ったのは会場に登場したホストチームの宇都宮ブリッツェンの選手たち。しかもまだ見慣れない特別ジャージで登場。初お披露目のそれは宇都宮名物のカクテルをモチーフにしたユニークなデザインで、絵柄の由来なども説明されました。

UCIプロチーム、UCIワールドチーム合わせて11チームが海外より参戦 photo: Yuichiro Hosoda

発表された今年の海外出場チームは合計11。UCIワールドチームよりEFエデュケーション・イージーポスト、バーレーン・ヴィクトリアス、コフィディス、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、リドル・トレック、スーダル・クイックステップ、チーム ジェイコ・アルウラーの合計7チーム。

セカンドディビジョンのUCIプロチームは初出場のイスラエル・プレミアテック、そしてロット・デスティニー、チーム ノボ ノルディスクの3チーム。加えて海外籍UCIコンチネンタルチームとして「ポガチャル出身チーム」としておなじみリュブリャナ・グスト・サンティックが今年も来日します。

宇都宮ブリッツェン、JCLチーム右京など8チームが参戦する国内チーム photo: Yuichiro Hosoda

迎える国内チームはJCL TEAM UKYO、愛三工業レーシング、キナンレーシングチーム、マトリックスパワータグ、ヴィクトワール広島、レバンテフジ静岡、そして宇都宮ブリッツェンの7チームに日本ナショナルチームを加え海外・国内合計で18チームの参戦が発表されました。

昨年大会で2位となり、パウレスとのEFワンツーを決めたアンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト) photo: Yuichiro Hosoda

2022年ジャパンカップを制したEFエデュケーション・イージーポストは昨年2位のアンドレア・ピッコロ(イタリア)をエースにワンデイクラシックに強いミケール・ヴァルグレン・フンデール(デンマーク)、サイモン・カー(イギリス)、ジェームズ・ショー(イギリス)、オッド・クリスティアン・アイキン(ノルウェー)。昨年優勝者のニールソン・パウレスは出場リストに含まれていません。

今年も新城幸也をエースにバーレーン・ヴィクトリアスが出場 photo:Makoto AYANO

バーレーン・ヴィクトリアスはもちろん新城幸也と、ヘルマン・ペルンスタイナー(オーストリア)、キャメロン・スコット(オーストラリア)、ヤシャ・ズッタリン(ドイツ)、そしてアジア選手権でも活躍したトゥ・チーハオ(杜 志濠/台湾)。

今年もフランスのUCIワールドチーム、コフィディスが参戦。3人が昨年の出場経験をもつ photo:Makoto AYANO

コフィディスは昨年に続きクライマーのギヨーム・マルタン(フランス)をエースに、スプリンターかつマルチな才能を見せるアクセル・ザングル(フランス)が出場、アレクサンドル・ドゥレットル(フランス)、ヨナタン・ラストラ・マルチネス(スペイン)、ピエール・リュック・ペリション(フランス)、ユーゴ・トゥミール(フランス)。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ2023第6ステージ、山岳でアタックするゲオルク・ツィンマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) ©CorVos/cyclowired.jp

アンテルマルシェ・サーカス・ワンティはシモーネ・ペティッリ(イタリア)、ロレンツォ・ロータ(イタリア)、レイン・タラマエ(エストニア)、ロイク・ブリゲン(ベルギー)、ゲオルク・ツィンマーマン(ドイツ)、フランチェスコ・ブサット(イタリア)。

ツール・ド・フランス2023では山岳賞マイヨアポワを獲得したジューリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) ©CorVos/cyclowired.jp
ジャパンカップ2022クリテリウムを連覇したエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード) photo: Yuchiro Hosoda
2022クリテリウム 優勝したエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)、2位アクセル・ザングル(コフィディス)、3位岡篤志(EFエデュケーション・イージーポスト) photo:Makoto AYANO

トレック・セガフレードからチーム名を改めたリドル・トレックは、ツール・ド・フランス山岳賞獲得クライマーのジューリオ・チッコーネ(イタリア)、JC覇者バウケ・モレマ(オランダ)、ケニー・エリッソンド(フランス)の強力クライマートリオが揃うのに加え、クリテリウム2連覇のエドワード・トゥーンス(ベルギー)、ジュリアン・ベルナール(フランス)、フアン・ペドロ・ロペス(スペイン)らが名を連ねる布陣。

ジュリアン・アラフィリップ参戦が発表され、会場が湧いたスーダル・クイックステップ photo: Yuichiro Hosoda

スーダル・クイックステップからは2度の世界チャンピオン獲得など説明不要のフランス人スター、ジュリアン・アラフィリップが出場。ジェームス・ノックス(イギリス)、ファウスト・マスナーダ(イタリア)、ピーテル・セリー(ベルギー)、マルティン・スヴルチェク(スロバキア)、イラン・ファン・ウィルデル(ベルギー)らが名を連ねる。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージで復活勝利を挙げたジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ) ©CorVos/cyclowired.jp

チーム ジェイコ・アルウラーからはエドワード・ダンバー(アイルランド)、フェリックス・エンゲルハルト(ドイツ)、ヤン・マース(オランダ)、ハミッシュ・マッケンジー(オーストラリア)、ルーカス・ハミルトン(オーストラリア)、アレクサンドル・バルメール(スイス)が出場。

ツール・ド・フランス4回覇者クリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック)が出場する ©CorVos/cyclowired.jp

UCIプロチーム、初出場となるイスラエル・プレミアテックはツール・ド・フランス4回優勝&3大グランツール制覇の英雄クリス・フルーム(イギリス)が初出場。マルコ・フリーゴ(イタリア)、ベン・ヘルマンス(ベルギー)、メイソン・ホリーマン(イギリス)、ライリー・シーハン(アメリカ)、ブレイディ・ギルモア(オーストラリア)が支えます。

クラシックやワンデーレースに強いロット・デスティニーが2年連続出場となる ©CorVos/cyclowired.jp

ロット・デスティニーはジャラッド・ドリズナーズ(オーストラリア)、パスカル・イーンクホールン(オランダ)、エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン)、マキシム・ファン・ヒルス(ベルギー)、ハルム・ファンハウケ(ベルギー)、ラムセス・デブライネ(ベルギー)の若手中心のメンバーで出場。

チーム ノボ ノルディスク photo:Makoto AYANO

1型糖尿病と闘うことをミッションに掲げるチーム ノボ ノルディスクは今年も出場。ハミッシュ・ビードル(ニュージーランド)、サム・ブランド(イギリス)、クィンティン・デ・グレーヴ(ベルギー)、デクラン・アーバイン(オーストラリア)、ペーテル・クストル(ハンガリー)、ダヴィ・ロサーノ・リバ(スペイン)が出場する。

大会アンバサダーに就任した別府史之さんからは、ビデオメッセージも贈られた photo: Yuichiro Hosoda

出場チームと選手の発表に続いては、大会アンバサダーに就任した別府史之さんがフランスからのビデオレターで登場。名誉ある大会のアンバサダーに就任した喜び、そして世界からスター選手たちが集結するジャパンカップの魅力を語り、宇都宮でのレース観戦を呼びかけました。別府さんは大会にあわせて来日し、様々な企画・イベントで大会を共に盛り上げてくれる予定です。

30回記念大会を盛り上げるコンテンツ

市内小中学生によるクリテリウムパレードラン等、30回記念大会における宇都宮市の取り組みをご紹介 photo: Yuichiro Hosoda

30回記念コンテンツとして様々な企画が用意されていることも発表されました。ジャパンカップミュージアムでは歴史や歩みを紹介する企画展が開催。コース上のKOMポイントには装飾を実施し、歴代優勝者のBIG FLAGが登場。そして今年は観戦者のための「ジャパンカップトレイン」が5年ぶりに運行され、元プロ選手のナカジこと中島康晴さんが栗村修さんとともに乗車し、宇都宮への鉄道の旅から盛り上げます。今後ホテル宿泊プラン付きのオフィシャルバスツアーなども発表される予定です。

歴代レースパネル展示やグッズ販売が行われるジャパンカップミュージアムが今年もオープン photo: Yuichiro Hosoda
ジャパンカップトレインには、鉄道ファンでもある元キナンレーシングチームの中島康晴さんが参加! photo: Yuichiro Hosoda

おなじみ「弱虫ペダル」作者・渡辺航先生によるサイン会も photo: Yuichiro Hosoda
豪華特典付き、ロードレース会場まで直行出来るオフィシャルバスツアーも募集中 photo: Yuichiro Hosoda
8月26日開業の宇都宮LRTをバックに記念撮影 photo: Yuichiro Hosoda

そして大会の模様はとちぎテレビやJ SPORTSなどで3日間LIVE配信されます。URL等の詳細はHPで確認してください。

2023ジャパンカップ海外出場チーム

EFエデュケーション・イージーポスト バーレーン・ヴィクトリアス
アンドレア・ピッコロ(イタリア) 新城幸也
サイモン・カー(イギリス) ヘルマン・ペルンスタイナー(オーストリア)
ステファン・デ・ボッド(南アフリカ) キャメロン・スコット(オーストラリア)
オッド・クリスティアン・アイキン(ノルウェー) ヤシャ・ズッタリン(ドイツ)
ジェームズ・ショー(イギリス) トゥ・チーハオ(杜 志濠/台湾)
ミケール・ヴァルグレン・フンデール(デンマーク)
コフィディス アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ
ギヨーム・マルタン(フランス) シモーネ・ペティッリ(イタリア)
アレクサンドル・ドゥレットル(フランス) ロレンツォ・ロータ(イタリア)
アクセル・ザングル(フランス) レイン・タラマエ(エストニア)
ヨナタン・ラストラ・マルチネス(スペイン) ロイク・ブリゲン(ベルギー)
ピエール・リュック・ペリション(フランス) ゲオルク・ツィンマーマン(ドイツ)
ユーゴ・トゥミール(フランス) フランチェスコ・ブサット(イタリア)
リドル・トレック スーダル・クイックステップ
ジューリオ・チッコーネ(イタリア) ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
ジュリアン・ベルナール(フランス) ジェームス・ノックス(イギリス)
ケニー・エリッソンド(フランス) ファウスト・マスナーダ(イタリア)
フアン・ペドロ・ロペス・ペレス(スペイン) ピーテル・セリー(ベルギー)
バウケ・モレマ(オランダ) マルティン・スヴルチェク(スロバキア)
エドワード・トゥーンス(ベルギー) イラン・ファン・ウィルデル(ベルギー)
チーム・ジェイコ・アルウラー イスラエル・プレミアテック
エドワード・ダンバー(アイルランド) クリス・フルーム(イギリス)
フェリックス・エンゲルハルト(ドイツ) マルコ・フリーゴ(イタリア)
ヤン・マース(オランダ) ベン・ヘルマンス(ベルギー)
ハミッシュ・マッケンジー(オーストラリア) メイソン・ホリーマン(イギリス)
ルーカス・ハミルトン(オーストラリア) ライリー・シーハン(アメリカ)
アレクサンドル・バルメール(スイス) ブレイディ・ギルモア(オーストラリア)
ロット・デスティニー チーム ノボ ノルディスク
ジャラッド・ドリズナーズ(オーストラリア) ハミッシュ・ビードル(ニュージーランド)
パスカル・イーンクホールン(オランダ) サム・ブランド(イギリス)
エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン) クィンティン・デ・グレーヴ(ベルギー)
マキシム・ファン・ヒルス(ベルギー) デクラン・アーヴァイン(オーストラリア)
ハルム・ファンハウケ(ベルギー) ペーテル・クストル(ハンガリー)
ラムセス・デブライネ(ベルギー) ダヴィ・ロサーノ・リバ(スペイン)
リュブリャナ・グスト・サンティック
ナタン・グレゴルチッチ(スロベニア)
ディラン・ホプキンス(オーストラリア)
ヴィクトル・ポトチュキ(クロアチア)
アンドリュー・サンプソン(オーストラリア)
アンジェ・スコック(スロベニア)
ダン・アンドレイ・トムシッチ(スロベニア)

2023ジャパンカップ国内出場チーム

JCL TEAM UKYO
キナンレーシングチーム
マトリックスパワータグ
ヴィクトワール広島
レバンテフジ静岡
愛三工業レーシングチーム
宇都宮ブリッツェン
日本ナショナルチーム