選手も参加者も皆、笑顔 リラックスして楽しんだフリーランをレポート

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土曜・朝9時に森林公園で開催される恒例のフリーランが今年も開催されました。来日したプロ選手とファンが一緒に交流しながらジャパンカップコースを1周走る交流イベントです。憧れの選手と肩を並べて写真を撮ってもらえば一生の記念になります。


EFエデュケーション・イージーポストの選手を独り占めできるのもフリーランのいいところ photo: Yuichiro Hosoda
お手製の大会ロゴ入り帯! photo: Kei Tsuji
プログラムを持っていればサインをお願いしやすい photo: Yuichiro Hosoda
サイモン・イェーツがマイヨブランを獲得した時のジャージを本人とともに一枚 photo: Yuichiro Hosoda
新城幸也率いるバーレーン・ヴィクトリアス? photo:Makoto AYANO

10月19日(土)の第1プログラムが朝9時から始まるオープニング・フリーランだ。プロ選手たちは時差ボケもある状態だが、早起きして古賀志林道へと集まってくれる、はず。

一番乗りはEFエデュケーション・イージーポストの選手たち。一昨年のジャパンカップ覇者ニールソン・パウレス(アメリカ)がチームを率いてやってくると、いきなりファンサービス全開モード。次々と押し寄せる参加者(ファン)のサインやツーショット写真の求めにすべて応じ、サインをこなし、次々と写真に収まっていく。こちろん留目夕陽も人気。

朝日に照らされながらフリーランの参加者が出発! photo: Kei Tsuji
留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)もこの笑顔! photo: Kei Tsuji
片山右京さんと肩を並べ談笑しながら走るのもレア photo: Kei Tsuji
別府史之さんもフリーランでファンとの交流を深めた photo: Kei Tsuji

EKOIのFUMYオリジナルジャージに身を包んだ別府史之さんも登場。今中大介さんと片山右京さんも走る。右京さんはJCL TEAM UKYOのジャージに身を包んでいる。

アスタナ・カザクスタン・チーム、チーム ノボ ノルディスク、そしてバーレーン・ヴィクトリアスがやってきたのはスタート4分前。新城幸也がチームメイトたちに声をかけて前の方へと並ぶ。

ところがその後に続くチームが来ない。昨夜のチームプレゼンテーションで登場した選手たちと一緒に走れる、はず。なんだけど今年は選手の集まりが悪い?

留目夕陽もにこやかに参加者と一緒に古賀志林道を登った photo: Kei Tsuji
どこかで見たことのある、あのシーンを再現する橋本英也 photo: Kei Tsuji
プロ選手も笑顔で走ってくれるフリーラン photo: Kei Tsuji

ホテルニューイタヤにいる人からの情報ではチームは8時半に出発するという。クルマでも宇都宮森林公園まで約40分かかる道のり。いかに選手が速いと言っても、たぶん遅刻するはず。「選手たちを急かしてください」のメッセージを送っていたが、やっぱり間に合わずにフリーランは9時きっかりにスタートが切られた。

10分ほど遅れてやってきたスーダル・クイックステップやリドルトレック、チーム・ジェイコ・アルウラー、イスラエル・プレミアテック、コフィディス、ロット・デスティニーの選手たち。走ってきたそのままスタートラインに停まらずに古賀志林道へと向かった。

スタートに遅れてやってきたスーダル・クイックステップやコフィディス、ロット・デスティニーの選手たち photo:Makoto AYANO

このイベントの趣旨は海外プロ選手と日本のファンの交流。自分の自転車に乗ることができるファンならこれに参加するだけで憧れの選手と肩を並べて走るという夢のような時間を過ごせる。ただしコースはジャパンカップの実際のレースコース。たった1周とはいえ、いきなり始まるのが古賀志林道の急坂区間だ。

例年、スタートで前に並んだ海外選手たちはマイペースで速く走りきってしまう選手もいたが、今回はスタートに遅刻した選手たちが一般参加者を追い上げるかたちになったのは良かったのかもしれない。選手たちが坂道で苦しむファンたちの背中を押してサポートする姿も見られた。

世界トップレベルのクライマーと同じプロトンでヒルクライムを楽しんだ photo: Kei Tsuji
クリテリウム・スペシャル・ライダーズとして参加する小坂光と阿部嵩之 photo: Kei Tsuji
プロ選手とプロトンになって走れるのもフリーランならでは photo: Kei Tsuji
全員がリドル・トレックの選手!? photo: Kei Tsuji
隣に元世界王者マッズ・ピーダスンがいるなんて! photo: Kei Tsuji
プロ選手も笑顔で走ってくれるフリーラン photo: Kei Tsuji

この日はやたらとリドル・トレックが目立つな、と思ったらジャージからバイクまですべてチーム仕様で揃えた完全コスプレのファンが4人居て、5人の選手とあわせて9人に増殖したというのが理由でした。ファン全員が新型MADONEに乗っているのがまた凄い。

この日は公式フォトグラファーの辻啓さんがオートバイ並走で写真を撮ってくれた。公式SNSスタッフの白石正人さんもオートバイ後席からスマホで並走しながら撮影、すぐにリール動画でinstagramに投稿してくれた。(ちなみに宇都宮ジャパンカップのアカウントは@japancup_utsunomiya URLは https://www.instagram.com/japancup_utsunomiya/

フィニッシュラインでは熾烈なハンドル投げも!? photo: Kei Tsuji
ユキヤと一緒にフィニッシュラインを超えられるのは一生の思い出になりそう photo: Yuichiro Hosoda
クイックステップの欧州チャンピオンジャージにサインをもらいます photo: Makoto AYANO
完全コスプレしたファン4人を加えて9人に増えたリドル・トレック photo:Makoto AYANO

参加者へのアドバイスは、選手に声をかけて「Push Me! Please」とお願いしておくこと。そのきっかけさえあれば選手も喜んで激坂で背中を押してくれる(とくに女性は確実に)。

コース一周を走ってフリーランは終了。交流タイムはしばらく続き、ツーショット写真タイム。選手たちはスポンサーブースに立ち寄ってサイン会を行ったりしてしばし会場に滞在し、ファンサービスにつとめてくれる。

スーダル・クイックステップの選手たちがオークリーブースに集まった photo: Makoto AYANO

photo:Kei Tsuji, Makoto AYANO, Yuichiro Hosoda
text:Makoto AYANO